『外に出るのは

２年半ぶりですよ…』

自宅からホスピスへ

入院の患者さん

６ℓ/minの在宅酸素を

しているため少し動けば

息切れをしてしまい

部屋の窓から見える景色しか

見れなかったようです。

朝ご自宅に伺うと

１人暮らしのため

今までお世話になった

訪問のヘルパーさん達が

出発の準備をされていました。

ストレッチャーで車に乗り

最後にヘルパーさん達と

『ありがとう…ありがとう』

と、手を握り涙ぐみながら

あいさつをされていました。

お世話になった方々や

１０年過ごした

アパートに別れを告げ

名残惜しくもありますが

出発させていただきました。

病院まで３０分ほどの

距離でしたが久しぶりに

見る流れる景色を

楽しまれているようでした。

「ありがとうございました」